2009年4月30日木曜日

Telecom NewZealand Shop

TelecomNewZealandショップに行くと、HSPA/WCDMAの新ネットワークを大々的に宣伝しています。正式サービスは5月中旬からですが、告知ポスターはもちろんカタログにも新しいネットワークはオーストラリアを含む世界190国以上でローミング可能でニュージーランドの人口カバー率は97%と記載されています。

経済面でも密接な関係にあるオーストラリアが、CDMA2000のネットワークをHSPA/WCDMAに乗せかえることで全て破棄してしまい、CDMA2000で展開するTelecomNewZealandはローミング不可能となっている現状をなんとか打破したいといったところでしょうか?

端末はBlackBerryBold・SonyEricsson C510・Samsung F480の3台が紹介されており、初期投入モデルになるものと思われます。

vodafone NZ PrePaidは素晴らし過ぎ?

VodafoneNZのPrePaidは、端末が対応していればWAPだけでなくPC接続のHSDPAが標準でサポートしていますが、料金も魅力的です。

何もオプションを付けないデフォルトの状態で、1日あたり1NZDで10MBまで定額。超過分は1MBあたり1NZDの従量課金となります。

更に、オプションで10NZDのBroadBandLiteを付けると100MBまで定額となります。1NZDが4月末現在で56円程度なので、概ね560円で100MB使える計算です。ニュージーランドはホテルのADSLが有料の場合も多く(宿泊しているHolidayInnは1日35NZDかつ容量制限あり)、HSDPA接続なら速度も速く代替としても有効です。

このオプションは、SMSのTextでコマンドを打ち送信することで契約が完了します。

PrePaidのHSDPA定額使い放題が安い香港にはさすがに敵いませんが、人口が少なく山が多くネットワークコストも高いと思われるニュージーランドでこうしたサービスがあるのは嬉しい限りです。

Telecom NewZealand のWCDMA はフライング稼働中

以前、このBlogでTelecomNewZealandがCDMA2000からHSPA(WCDMA)850/2100に切り替えする事を書きましたが、なんともう稼動しています。

現状はTrial期間のようで、現地で契約することはまだ出来ませんが、以前の韓国SKTとKTFのように、正式サービス前にインバウンドのローミング回線に開放して使わせてしまうという状況となっています。ドコモやSoftBankには残念ながら開放されていませんが、香港CSLなど一部には開放されています。幸い私は香港CSL 1010のContract回線があるので今回使うことが出来ました。

音声だけでなく、TV電話やパケット通信もOKです。TelecomNewZealandとしても巨費を投じてネットワークの切り替えを行う関係上、少しでも収益を増やすべくTrial期間中にローミングを受け入れているものと思われます。こういうやり方は、日本では例がありませんね・・・。

正式サービス自体も、当初の今年6月から前倒しで5月中旬からに変更となったとの事で今後に期待したいところです。ちなみに、我がドコモもTelecomNewZealandのWCDMA網とローミング契約が予定されています(開始時期未定)。

また、イー・モバイルの千本会長はTelecomNewZealandの社外取締役です。モバイルブロードバンドの経営手腕が買われての着任との事で、TelecomNewZealandの今後が楽しみです。

NewZealand クライストチャーチ空港のvodafone ShopでPrepaid購入

15年振りに、ニュージーランドに戻ってきました。

15年前は、GSMの黎明期にあたり世界中で事業者が立ち上がった時期でもありますが、当時の私は日本でも携帯を持っておらず、ここまで普及し国際ローミングが身近になり自分の携帯がNZで使えるようになるとは夢にも思っていませんでした。

さて、早速空港の到着ロビーでVodafoneショップを見つけましたのでPrepaidSIMを購入しました。

価格はSIM代が30NZD・通話料は含まれていませんので別途TopUpで50NZDの計80NZDとなりました。購入に際しID確認は無し、香港と同様に気軽に購入できます。

但し、4桁のNW用PINコードを設定する必要があり、「777」にダイヤルして設定します。これが結構面倒で私はホテルのフロントの方が慣れているようなので代わりにやってもらいました。

このPrePaidは、Contract回線と遜色ないサービスが受けられ、3Gサービス(国際TV電話、国内TV電話、WAP、PC接続でのHSDPAパケット通信)がフルサポートになります。

お陰で、NOKIAのPC Suiteを介してBluetooth接続したE71からこの書き込みを行っています。

NOKIAのOTAで降ってくる設定もPrePaidとContractに相違はないようでそのまま使えるのも助かります。

ニュージーランドに限らず、世界中のVodafoneは基本的にPrePaidに制限を加えることが少なく、私のような旅行者に優しいキャリアと言えるかもしれません。難点は、ナショナルフラッグキャリアに比較してCoverageAreaがやや狭い傾向があることですが、大都市ならまあ問題ないと思います。

海外のネット接続で困ったときはNOKIAと現地VodafoneのPrePaidという組み合わせは、結構いけます。

2009年4月29日水曜日

vertu シンガポール

Singaporeのチャンギ空港ターミナル3のSQラウンジで只今トランジット中です。

目立つ場所にVertuがあります。銀座のVertuよりは入りやすい雰囲気でした。

さて、SQラウンジは至る所にコンセントありPCや携帯も充電が簡単にできます。また無線LANも無料です。もっとも、無線LANはStarHubのNWをつかっていますので、ラウンジに入らなくともドコモやSOftBankでStarHubにローミングさせて、「*9434」へダイヤルすればStarHubからIDとPWがSMSで飛んできますので無料で使えます。

A380でWCDMA850と900 の国へ行ってきます

シンガポール経由で向かいます。

グローバル規格とマイナー規格の差@成田空港

成田空港ターミナル1に来ています。GW期間中にて、空港は混雑しており海外で携帯電話を使いたいという需要が高い時期でもあります。

成田は大手3携帯事業者がカウンターを持っていますが、ドコモのカウンターは閑散としているのに対し、KDDIのカウンターは大混雑。10人以上が並んでいます。

ドコモはグローバル規格であるWCDMA方式を採用し、SoftBankと共に海外のWCDMA/GSM事業者とのローミングサービスを5年以上前から積極的に拡大しています。

対するKDDI(au)は、国際ローミングサービスを開始した歴史こそ古いものの、世界的にメジャーとはいえないN-(ナロー:狭域帯)CDMA方式であったこと・日本版CDMAは北米と同じ800MHzであっても上りと下りの周波数が逆さであったこと・KDDI自体が国内重視で国際ローミングに積極的でなかったことが災いして長らくローミング可能な機種は三洋製のごく一部の機種に留まっていました。

国内市場が飽和となり、最近になってようやくCDMA国際ローミングがほぼ標準装備となったものの、世界のデファクトスタンダードであるGSM対応に遅れており、ようやく昨年からGSM対応の機種が発売しパケット通信もサポートしました(数年前にauの一部機種がUSIM対応になり、プラスチックローミングはスタートしたものの、長らく音声のみサポート)。

結果、対応機種を持っているユーザーが少ない現状から、レンタルサービスに長蛇の列が出来たのではと考えられます。ドコモは905シリーズ以降、SoftBankも半数以上はWCDMAに加えGSMローミングも多くの機種で標準装備となりWCDMAローミングだけなら殆どの機種に基本機能となっています。

N-CDMA/CDMA2000は世界的に凋落傾向で、近いうちにニュージーランドやイスラエルからも消滅する方向であり、KDDIはLTEが普及するまで国際ローミングには弱い状況となるかのしれません。

2009年4月25日土曜日

香港CSL one2freeでHSPAモデム付Prepaidが888HKD

http://one2free.hkcsl.com/jsp/o2f_next_g/charges_and_subscription/service_plan/overview.jsp
先日、HSPA+のNEXT-Gを開始した香港CSLですが、Prepaidでも魅力的なパッケージを提供しています。もっとも速度は7.2Mbpsとなり、NEXT-Gの21Mbpsは使えませんが通常利用なら十分な速度です。
日本でも最近はMVNO事業者である日本通信がドコモのFOMA網を使うPrepaidサービスを開始していますが、まだまだメジャーとはいえません。対する香港はライバルHutchison3やSmartone-Vodafoneも揃って大手3大キャリア自ら3Gハイスピード対応のPrepaidを提供して競争しているところは羨ましい限りです。6月下旬に香港へ渡航予定あり、是非購入してテストしてみたいと思います。

2009年4月20日月曜日

世界の流れはCDMA2000からHSPA(WCDMA)へ

イスラエルのCDMA2000事業者であるPelephone(http://www.pelephone.co.il/web/3g/corporate/HP/.aspx ヘブライ語)は、今年初めからWCDMA850/2100でサービスを開始し(ベンダーはERICSSON)、遂に3月一杯でCDMA2000への加入を停止しWCDMAのみ新規受付になったとの事。
また、同じくニュージーランドのCDMA2000事業者のTelecomNewZealandも6月から本格的にWCDMA850でサービスを開始します。
更に、カナダのCDMA2000事業者のTelsuも来年からHSPAでサービス開始することを、ネットワークベンダーであるNokiaSiemensと締結したとの事。
かつてオーストラリアにはCDMA2000を提供する事業者は3社(Telstra・Optus・Orange)ありましたが、全てWCDMAにリプレイスされてCDMA2000のネットワークは消滅しました。
またCDMA2000大国(国策でCDMA2000のみ認可)であった韓国も、今や上位2社のSKとKTFはWCDMA・HSPAのネットワークが主流となり、CDMA2000は日本でいうMOVAのような立場に衰退しています。CDMA2000しか持たない下位事業者のLGテレコムは苦しい戦いを強いられているのが現状です。
WCDMA/HSPAであれば豊富な端末の選択肢があり、オープン規格でコストも比較的安くローミングにも優れています。CDMA2000は実質Qualcommの寡占で端末も少なく、ネットワーク毎に細かな仕様の違いがあるのかローミングはいまひとつ充実していない等のデメリットがあります。
世界の潮流は、CDMA2000が退潮でWCDMA/HSPA/LTEへの流れが進んでいるようですが、我がauはLTEの採用が決定済。今後の動向に期待したいところです。

2009年4月19日日曜日

香港CSL1010のDataRoam Day Pass

http://1010.hkcsl.com/jsp/roaming_and_idd/data_roaming_packages/dataroam_day_pass/service_description.jsp?language=eng
1日あたり168HKD(約2300円)でローミングのパケット使い放題。
決して安くはありませんが、ローミングでのデータ通信は毎度悩みの種にて朗報です。面白いのはBridge AllianceではないChinaUnicomやTelstraが含まれております。特にAustraliaは本来のAllianceパートナーであるOptusではなく、CSLの親会社であるTelstraとなっています。TelstraはNext-Gサービス(香港でも同一ブランドで開始するようですが)のWCDMA/HSPA850MHzのサービスを展開しており、ルーラルエリア含め大半の都市で使えるのは魅力です。
ドコモの加入するConexusでも、アジアの主要国でデータ通信割引サービスはあるものの定額ではなく、よりによってi-modeは対象外(BlackBerryは割引対象となります)。i-modeは基本的にページが軽く(現状、Webは1ページ最大100KB)海外で役立つコンテンツも充実させているだけに、CSLを見習って一部地域でのローミング一日定額の導入の検討をしていただきたいものです。

バルト3国:ラトビア



エストニアとリトアニアに挟まれたラトビアですが、ここにもBiteが展開しています。
しかし、リトアニアと異なりSoftBankのローミングパートナーはBiteではなくLMTとなります。
因みに、ドコモもLMTにローミングしますが通話料はドコモのほうが安く(日本へ380円/分・SoftBankは500円/分)なります。
ラトビアもリトアニア同様、PrepaidでHSDPA対応となっており街中のキオスクで手軽に購入出来ます。
さて1枚目の画像は、ラトビアの通勤電車で旧ソ連製の骨董品のような存在です。車内は古き共産圏の雰囲気たっぷりで今となっては貴重です。
この電車の車内から、私はドコモのN904でWCDMAローミングを使ってi-modeで日本のWebページをいつものように閲覧しました。この何ともいえないギャップ感がとても印象に残っています。

バルト3国:リトアニア



少し前(07年10月)にバルト3国を巡りました。
SoftBankはリトアニアでWCDMAローミングはサポートしていない(09年4月現在も)はずでしたが、なぜかWCDMA網にエントリー出来ました。
しかし、パケット通信は出来ず音声だけです。リトアニアはローミング料が非常に割高(日本宛1分500円!)で、気軽に通話できるとは言い難い状況です。
但し、バルト3国はPrepaidSIMが気軽に購入可能かつパケット通信もサポートしています。私はBiteとOMNITELの2社を購入しましたが、3GがOKでHSDPAも使えました。
旧ソ連の雰囲気も残るリトアニアのビリニュスでしたが、モバイルは先端を進んでいるようです。

2009年4月13日月曜日

2009年4月11日土曜日

シンガポール M1 の3G Prepaid SIMをゲット

香港の山根さんのブログで紹介のあった、シンガポールで唯一3Gが使えるプリペイドSIMは、M1ショップで普通に買えました。
価格はstarhubと同じ$15でパスポート必須です。
WAP、国際テレビ電話も対応しています。但し、パケット通信はHsdpaはダメで通常の3Gしか使えず通信速度も遅いです。2年ぶりのシンガポールにて、以前はプリペイドでパケットが出来なかったのに比べると良くなりましたが、やはりシンガポールでのプリペイドはヨーロッパなどと比較してサービスはいまひとつ充実していない印象です。

シンガポール到着

深夜にシンガポールに着きました。空港ロビーの両替所で現地starhubのプリペイドSIMが$18で販売されていましたので早速ゲットしました。
但し3Gには対応しておらず、GSM網しか使えません。また購入にはパスポートが必要です。
目当ての3G対応SIMは明日M1ショップで購入しようと思います。

2009年4月5日日曜日

イー・モバイルの国内ローミング

さてイー・モバイルは、エリアを補完する意味合いで別途オプションの契約をすることで、ドコモのFOMA網(但しプラスエリアは駄目)にローミングが可能です。

対応機種は一昔前の東芝製H11Tのみと寂しい限りですが、3GSMの原則に則り一般的なSIMフリーの端末でもアイスランドやオーストラリアの場合と同様に国内ローミングが可能なようです。

それでは、WCDMA2.1GHzをサポートするHTCのDualDiamond(H22HT)がなぜドコモ網で使えないかというと、この端末は基本的にSIMフリーであり海外では現地SIMを差し替えてGSMのみならずWCDMAでも使えます。但し、完全なるSIMフリーだとこの端末を使ってFOMAやソフトバンク3GのSIMに差し替えて日本国内で使う人が多数出る可能性があるため、あえてイー・モバイルが日本の事業者のみ使えなくしているようです。

聞いた話では、ドコモとソフトバンクの事業者コードを掴ませないように細工しているとか・・・。

今回は、NOKIAのE71を使いましたが、WCDMA2100に対応する他のSIMフリー機種であっても「公式サポート外」ながら使えるものと思います。

最近は、イー・モバイルもエリア拡大を進めているため、例えば富山県では今月限りでローミングが終了します。お楽しみは今のうち?

神奈川在住の私は、近くても長野か福島に行かないと、この国内ローミングが楽しめません。一般的には、イー・モバイルの国内ローミングはそもそも馴染みが薄い上にパケット定額対象外で通話定額対象外の完全従量制エリアとなりコストが高くつきます。

NOKIAが日本市場から撤退した今、イー・モバイルから正式の機種として誕生することは無くなってしまいました。また、撤退していなくとも、日本専用のWCMA1.7GHzというマイナー規格(北米のT-Mobileなどで採用のWCDMA1.7GHzとは似て非なるもので互換性なし)では難しかったとは思いますが。

只今、ノキアE71長野県で

イー・モバイルのSIMをNOKIAで使う方法がありました

2009年4月3日金曜日

ソウル ガンピョン通信の写真

先日の韓国訪問時、大変お世話になりました。

2009年4月2日木曜日

ノルウェーのプリペイドSIM






デンマークの後は、メインの目的地であるノルウェーに向かいました。
ノルウェーは10年振りの訪問です。
首都オスロへはスケジュールの都合上、殆ど滞在出来ずに
ベルゲンでようやく現地プリペイドSIMをゲットしました。
ベルゲンはノルウェー第二の都市ではありますが、いかんせん
全国でも500万人しか人口のいない国にて、とてもこじんまりと
しています。
また、携帯ショップがなかなかみつからなかったのですが、
ようやくショッピングモールで携帯屋を発見しました。
ノルウェーは、北欧諸国で唯一プリペイド購入時に
パスポートチェックがあります。
厳密には、駅のキオスクでもSIMカードだけ購入は
可能ですが、アクティベートするには携帯屋で登録する
必要があります。(キオスクではやってくれない模様)
また、ベルゲンではキャリアショップ(こちらではTelenorまた
はNetComショップ)が市内にはないようで、SIMカードだけ購入
しても宝の持ち腐れとなってしまいますので、携帯屋(日本で
いう街の携帯専売店)で購入をお勧めします。
TelenorとNetComの両方買いたかったのですが、ここの
携帯屋はTelnorしか扱いがないとの事で、TelenorのSIMのみ
購入しました。
登録はパスポート及びホテル名のみでOK、大体20分位で
開通します。
デンマーク同様、3G対応でパケット通信及びTV電話(国際もOK)
も可能となっており使い勝手は大変良いです。
バウチャーも市内の至る所で扱いがあります。
因みに、ドコモのWorldWingはTelenorとNetCom両社でローミング
可能です。
TV電話はTelenorのみ対応となっていますが、実際はNetComでも
使えました。料金はどうなっているのか、少々不安ではありますが。