2009年12月31日木曜日

TeliaのHSPAモバイル・ブロードバンドは超快適







今回はTeliaのUSBモデム込みのパッケージを399クローナで購入しました。5000円強となりますが、スウェーデンでは夕食の前菜だけで200クローナ位する物価の高さにて相対的には安いのでしょうか?

インストールはイー・モバイルのモデムと同様、すぐに完了します。尚、APNは「online.telia.se」、IDとPWは空欄です。

通信速度は下り実効速度が4.1Mbps・上りも1.1Mbpsと相当に速く日本のイーモバイルやドコモでもなかなか到達しない速度をたたき出します。お馴染みの日本のSpeedTestであっても2.9Mbpsと凄い結果に。遠いスウェーデンから日本のサーバーを通した結果ですから、驚異的です。

つい先日は世界最初のLTE網を商用サービスしたTelia、さすがですね。

※追記:ヨーテボリからオスロへ向かう高速バス車中にて、移動中にも関わらず下り実効速度7.2Mbpsという素晴らしい数字を記録しました。主に日本のWebページを閲覧しましたが、日本でのモバイルブロードバンドよりもむしろ快適です。

ヨーテボリ市内の携帯ショップとモバイル・ブロードバンド




ヨーテボリはスウェーデン第2の都市で、駅前には大きなショッピングモールNordstanがあります。
Telenor・Telia・Hutchison3の各社キャリアショップとパソコンショップもあり、SIMカードや端末が販売されています。
旅の強い味方、モバイル・ブロードバンドのSIMはTelia・Tele2Comviq・Hutchison3から発売されており、Teliaは1日分のクレジットとHuaweiのUSBモデム込みで399クローナ(5000円位)。HutchisonはHuaweiモデム単体で799クローナ+別途バウチャーとの事です。
Teliaはデータ通信用SIMの単体売りはなしで使い切ったらリチャージする方式、Hutchisonは99クローナで7日間使い放題のSIM個別購入可能な模様です。


スウェーデンのローミング状況




スウェーデンはGSMネットワークはTelenor・Telia・Tele2Comviq(IQ)の3社ですが、3G(WCDMA/UMTS)網は2社でそれぞれシェアしており、Telia+Tele2Comviq・Hutchison(3SE)+TelenorSEの実質2本となります。
便宜上、ネットワークコード240-05のSweden3GがTelia+Tele2となります。一方240-04のSWEがTelenor+Hutchisonと思われますが、HutchisonとTelenorは個別に3Gネットワーク表示される場合もあって詳細はよくわかりません。
広大な国土で人口が1000万足らずのスウェーデンで迅速に3Gエリアの構築を図るためのネットワークシェアと思われますが、他の国ではあまり例が無く(ほかはオーストラリアの一部くらい)興味をそそります。
日本の携帯、ローミング試験の結果は下記の通り
ドコモ:Telia・Tele2・Hutchison(一部SWE)・Sweden3G
イー・モバイル:TelenorSE(一部SWE)
ソフトバンク:後ほどアップします

スウェーデン、ヨーテボリ


ワルシャワ→コペンハーゲン→ヨーテボリへ、コペンハーゲンは乗り継ぎのみです。

スウェーデンは今年1月以来ですが、当時購入したTelenorSE(旧VodafoneSE)のプリペイドSIMは失効しておらず利用可能。有効期限は1年のようなので、ぎりぎりセーフだったようです。
スウェーデンはプリペイドSIM購入にID提示不要、町中のキオスクなどで簡単に購入できます。
因みに、スウェーデンはおさいふケータイこそありませんが完全なカード社会でSIMやバウチャー購入は全てカードOK(現地の人は銀行キャッシュカード一体のVisaやMasterのデビットカードを使っている場合が多い)です。そもそもATMも少なくタクシー代やバスのチケット、ジュース1本でもカードで購入できるので現金はほとんど利用する機会はありません。

デンマークのローミング状況


スウェーデンのヨーテボリへ向かう途中、コペンハーゲン空港駅にて列車へ乗り継ぎ。

ドコモ:3SE・TDC・TelenorDK(SONO)

昨年と同様にTelenor DKの3G網(WCDMA)はエントリー不可、GSM網のみ。

2009年12月30日水曜日

ワルシャワ市内の携帯ショップ


宿泊ホテルは中央駅そばのHolidayInn、前回と同じです。対面のショッピングモールは夜22時まで営業している上、携帯キャリアショップが4社全て揃っており、ドイツでおなじみの家電量販店Saturnもあり業務?は全てこのモールで出来てしまうのも魅力です。
プリペイドは、音声メインとデータ通信メインで分かれておりデータ用でも音声通話は可能ですが、料金体型が異なるようです。また、HuaweiやZTEのUSBモデム付きのプリペイドパックも用意されており、Play(P4)の場合Huaweiのモデム+1GBのバンドルで269ズロティ=9000円弱・モデム+31GB!で499ズロティ=16000円弱なんていうのもあります。

ポーランドのAPN


現地でデータ通信の場合に頭を悩ませるのはAPNやID/Passwordの設定。
NOKIAのPC Suiteを使えば、大体カバーされてはいますが、新興事業者はサポートしていなかったり、プリペイド用と契約回線用APNが異なる場合も繋がらないなど厄介です。
ポーランドの場合、Eraを除きAPNは「internet」で統一されています。
また、ID/PasswordはPlusとPlayは空欄でOK、OrangeはIDとPasswordいずれも「internet」となります。
Eraはマニュアルによると、APN:erainternettt・ID:erainternet・Password:erainternetのようです(ポーランド語記載なので推測、あとで接続してみます)
※補足:Eraは上記設定で問題ありません。速度もPlus並に速いです(画像参照)。

日本並に快適、プリペイドSIMでのHSPAモバイル・ブロードバンド


現地では、プリペイドSIMはウクライナと同じくID不要で簡単に購入ができます。
また、データ通信用のSIMも4社全てで販売されており、最大手Plusの場合20ズロティ=650円程度です。回線交換・パケットとも対応しており、HSPA接続の場合100KBあたり0.03ズロティ、大体1Mbpsあたり30円位と格安です。
Plusは実効速度も現地サーバー計測で2.4Mbps、日本サーバー経由であっても1.4Mbpsと十分高速で日本でドコモやイー・モバイル経由で接続と比較しても遜色ありません。
尚、Orangeの場合はPlusほど速度が出ませんが、それでも現地サーバー計測で1Mbpsは超えています。ポーランドのモバイル・ブロードバンド環境は非常に良いと感じました。
また新興事業者Play(P4)の場合、25ズロティで1GBという破格の価格でSIMを販売しています。

ポーランドのローミング状況


ポーランドには4事業者あり(CDMA2000除く)、全社がGSMおよびWCDMAをサポートしています。
画像ではPlay(P4)はGSMだけですが、ちょうど不安定な場所であり実際はWCDMAも稼働しています。
ドコモ:Plus ・Era
ソフトバンク:Plus・Era・Orange
香港CSL:4社全て
ポーランドも通信状況は概ね良好、ローミングであってもパケット通信は快適です。

2年半ぶりに、ポーランド・ワルシャワへ

キエフは雪のため空港が一時閉鎖となり、大混乱でしたがワルシャワ行きは幸い1時間遅れで出発となり、無事ポーランドへ移動しました。
現地用は2年半前に購入し未使用であったOrangeのデータ通信用プリペイドSIM(64Mbyte込み)。
開通期限は今月31日まで。ぎりぎりでしたが、問題なく使えています。

ウクライナの端末流通状況

キエフ市内の家電量販店?には、携帯電話機が販売されており全てSIMロックはありません。
例えばNOKIA E52は2888UAH= 約33000円と香港などよりも値段はやや高いです。
E97Miniや8800Arteもあり、それぞれ6万円~10万円位となり、貧富の差が激しいウクライナでは購入層はそれなりにいるものと思われます。
陳列はNOKIA・ソニエリ・Samsung・LGがメインで、特にSamsungはOMNIAなどのハイエンドからローエンドまで種類が豊富です。Samsungは市内いたるところで広告も目立ち、勢いが感じられます。

2009年12月29日火曜日

キエフ市内のバウチャー販売機


市内至る所でバウチャーの自販機があります。ウクライナはプリペイドが大多数を占める為、このようなものがあるのでしょうが、SIMやバウチャーは携帯ショップ以外にも道ばたの露天商やキオスクでも簡単に買えるので、利用する必要があるのか?疑問です。
ジュースなど含め概して海外の自販機は、信頼性がとても低いので利用するにはちょっとリスクが高いです。先日、山根さんとマカオに行った時も、CTMのSIM自販機には泣かされました・・・。

WCDMAのカバレッジ状況@ウクライナ

唯一のWCDMA/UMTS事業者のUtel、市内でも建物内などではいきなり圏外となることもあります。また、郊外はほぼ圏外でどうにもなりません。
但し、日本のイー・モバイルと同様に、NationalRoaming(国内ローミング)が利用出来ます。異なるのは、ルーラルエリアだけでなく、キエフ市内といった都市部でもローミングが利用できることです(それだけWCDMAが貧弱ということ?)。受け入れ先はロシア資本のBeeline、勿論Utelのエリアよりは広いのですが、こちらも比較的新しい事業者でエリアはKyivstraやMTCより明らかにカバレッジが劣ります。
今回、列車を降り過ごすミスで大パニックになったのですが、このUtel/Beelineは役立たずにMTCのプリペイドと日本のローミング携帯が役に立つ結果となりました。
広大な国土のウクライナ、WCDMAの普及はまだまだといったところです。

2009年12月28日月曜日

速くて安い、UtelのHSDPAモバイル・ブロードバンド



今回宿泊したホテルは、WiFiが2時間100UAHとぼったくりに近い高さで、不安定。
折角のUtelの3G回線、HuaweiのUSBモデムに挿入して使うと難なく接続可能でした。
設定:APNは3g.utel.ua、ユーザーIDとPWは空欄でOK。
通信速度は下りで2.6Mbpsも出ており、頻繁に切断するWiFiより安定しています。さらに、通信料金は1Mbpsあたり0.1UAH、1UAHが現時点で11.48円なので1.1円!ローミング回線で通信の、なんと約1600分の1という激安ぶりです。なるほど、残高が全然減らないのも納得です。
ウクライナはHSDPA以外にも大手事業者はすべてEdge対応、3GでもCDMA2000があり、さらにWiMAXもスタートしています。激しい競争のお陰で、ちょっと前まで共産主義国家であったウクライナでも、モバイルインターネット環境は良い方向へ向かっているようです。

キエフ市内


キエフ市内には携帯ショップ(キャリア直営・総合ショップとも)が多数あり、ID不要でプリペイドSIMが簡単に購入できることもあってか、結構な賑わいです。
おもしろいのは、歩道にSIMカードやバウチャーを扱う露店が目立ちます。価格は必ずしも携帯ショップより安いとは限らないのですが、ウクライナ語が出来れば交渉も可能なのかもしれません。
この露店 でUtelのSIMをゲット、価格は50UAH(大体500円位)でした。




ウクライナのローミング状況


ウクライナはGSM網5社・WCDMA/UMTS網1社、その他CDMA2000やWiMAXもあります。
ドコモはUA-KS(Kybstar)とMTS-UKR(MTC)の2社へローミング可能となっており残念ながらWCDMAを有するUtel(255-07)では使えません。
一方、香港CSLとドイツT-Mobileのポストペイド回線からはUtelのWCDMA網へエントリーできるのですが、音声のみでパケット通信はNGとこれまた残念な結果。
但し、KybstarやMTCのGSM網(パケットはEdge対応)は意外にも(失礼)品質が良く、音声に関してはWCDMAのUtelよりも感覚的に良いと思いました。また、通信速度もGPRSの激遅ではなくEdgeらしくそこそこスムーズです。これはローミングにもあてはまり、ドコモF-01Bからiモード接続の際も決して遅くなく、東京での混雑時(金曜夜の繁華街など)からのアクセスよりもむしろ快適なほどです。
そういえば、ドコモのGSM対応機種は、GPRSだけでなくEdgeにも対応なのでしょうか?カタログには一切明記されていませんが、確か端末のチップセット単体(ルネサス)はEdge対応だったような気が?

ウクライナ、キエフに到着 空港到着ロビーでプリペイドSIMをゲット




旧ソ連、ウクライナのキエフに到着しました。大寒波と聞いていましたが、幸い寒波は去ったようですが気温は0度位?函館と同じ位な感覚です。
キエフ国際空港の到着ロビーには、MTC(中東資本・旧MTS)とKybstarの大手2社のカウンターがありプリペイドSIMもIDなどは一切不要で香港と同様に難なく購入できます。
価格は25UAH、260円程度。
両社ともSIMを端末に挿入すると、MMSやWAPのコンフィグファイルが直ぐにOTAで降ってきます。残念ながら、WCDMA/UMTS網稼働は国営Utelのみなようで、市内でSIM探しに向かうこととします。

オーストリアのローミング状況




オーストリアのWCDMA/UMTSネットワークは4社あります。

ローミング可否は下記となります

ドコモ:A1・3AT・TMA(T-Mobile)

イーモバイル:Orange(旧One)

ソフトバンク: A1・3AT・TMA・Orange
市内で利用した感じでは、3G専業の3ATが建物内含めWCDMA網は一番安定していました。

2009年12月27日日曜日

クリスマス休暇で携帯ショップはすべて休業@ウィーン

ウィーン到着はクリスマス翌日の26日16時。土曜日ですが、通常なら18時まで店は開いているそうですが、なんと携帯屋はすべて休業(涙)。
そういえば、山根さんのBlogでスイスでは郵便局でSIMカードが販売していた事を思い出し、オーストリアもスイスも同じ永世中立国で似ているので(笑)、試しに駅構内にある郵便局に聞いてみるとA1のプリペイドSIMがあり無事ゲットしました。
価格は14Euro、HSDPAも使えますがあっというまに残高がなくなります。説明書はドイツ語のみで開通作業も難渋します。
ちなみにウィーン西駅(WestBahohof)から中心地へ伸びるMariafilfer Str.はOrange・Telering・T-Mobile・A1・Hutchison3Gすべての携帯ショップが並んでいます。
観光客の多いKarntner Str.にもHutchisonとOrangeはありますが、ここMariafilferのほうが目立つところにショップがあり分かりやすいです。

ウィーンに到着

ウィーンに到着しました。トランジットなので、正味12時間位となります。