2010年2月15日月曜日

アメリカ大都市でのWCDMAエリアカバレッジ状況まとめ

AT&TおよびT-Mobile:シカゴ・クリーブランド・ニューヨーク・ニューアーク・フィラデルフィア・ボルチモア・ワシントンDC
いずれもWCDMA/HSPA対応。AT&Tは従来のWCDMA1900エリアにおいても、追加で850MHzの展開を行っており、日本から持参したFOMA携帯(F-01B)でも大半の地域でAT&Tの3Gを捕捉します。
一方、T-Mobileは特異な周波数であるWCDMA1700のため、FOMA端末ではGSM網にしかローミングできません。
T-Mobileの3Gも、最後発ながら大都市圏では問題なく利用できるようになっており対応端末の拡大が望まれるところです。

NOKIA N97miniのWCDMA対応周波数

以前、N97miniのWCDMA対応周波数が公式サイトでも国によってまちまちな件を書きましたが、今回アメリカでテストした限り、香港版N97miniはWCDMA900/1900/2100で850には対応していません(AT&TのSIMにて、WCDMA850を捕捉しない)。
北米版NOKIA N97miniはWCDMA850/1900/2100となり、ベースモデルであるN97と同様です。
残念ながら、WCDMA850と900双方に対応したチップセットは未だないと考えてよさそうです。

2010年2月13日土曜日

WCDMA1700(US)対応のNOKIA3711をゲット


アメリカのもうひとつの大手キャリアであるT-Mobile USAは、北米で一般的なWCDMAの周波数(850/1900MHz)とは異なる1700/2100MHzを採用しています。
一般にWCDMA1700と表記されますが、日本のイー・モバイルやドコモの東名阪地域で展開されているWCDMA1700MHzとは異なるので注意が必要です。
この異色な周波数の為、対応機種が非常に限られているのが現状です。最近はBlackberryBold9700(WCDMA900/1700/2100版)やNOKIA N900など対応機種が増えてきてはいますが、まだまだ少数派で入手は困難です。
私のライフワーク?であるWCDMA周波数完全制覇のため、どうしてもこのWCDMA1700/2100を味わってみたい衝動に駆られ、シカゴ市内中心部のT-Mobileショップを覗くことに。
3G対応はハイエンド機種が主で価格も高く、尚かつSIMロック有りと厳しい条件ですが、NOKIAの3711Foldは端末のみ購入で159USDと何とか手が出るレベルです。HSDPA非対応は惜しいところですが、T-MobileはプリペイドでのWebアクセスが公式サイトの一部以外は出来ないようなので、割り切りました。
T-MobileもAT&Tと同様、プリペイドでも3G網へのエントリーは可能との事で購入に踏み切りました。
3Gカバレッジは、後発が災いしてAT&Tよりも劣りますが音質は体感した限り良好で、日本への国際電話も何ら違和感ない品質です。

シカゴのAT&T・WCDMAネットワーク現況


アメリカのシカゴへ到着(2/11)しました。
1年半振りの訪問ですが、AT&TのWCDMAネットワークがニューヨークと同じくWCDMA850でも運用を始めています。
前回は、WCDMA1900端末をCya-Nya氏よりお借りして捕捉試験をしましたが、今回は手持ちのドコモ端末(F-01B・WCDMA850対応)であっさりローミング。
AT&TはプリペイドSIMでもWCDMA/HSPA網にエントリー可能となっており、市内直営ショップで早速プリペイドSIMをゲットしました。