2009年6月11日木曜日

2009年5月31日日曜日

ローミングの安定性でSoftBankに劣るドコモ

バンコク滞在中気になっていたのは、なぜかTrueMoveの網にエントリーできなくなる症状に見舞われた事です。タイはAISやDTACなど他事業者もありますので実害は少ないのですが、ConexusアライアンスメンバーであるTrueMove網でデータ通信を行うと割引サービスを受けることができます。

https://www.mydocomo.com/dcm/dfw/w_wing/fr/p/area/areainfo.asp

公式に圏外など不具合を確認しているようで、どうやらTrueMoveの網に問題ありそうです。

一方、SoftBankはTrueMoveのWCDMA網をしっかり掴んでおり、HSDPA通信も可能でした・・・。

画像はBlackBerryをTrueMove固定にManual設定したため、SOS(ローミング不可だが緊急発呼のみ可)となっていますが、Automatic設定なら他事業者へ遷移します。

原因のひとつに、TrueMoveはバンコク市内でWCDMA850MHz網を構築中であり、かつ一部事業者へはローミングも許容しています。

3G/GSMのデュアルバンド端末の場合、基本的に3G網を優先してサーチするようにプログラムが組まれており、TrueMoveのようにWCDMAとGSM双方のネットワークを運用している場合はWCDMA網へエントリーするような挙動をとります。しかし、ネットワーク側でWCDMA網へのアクセスを拒否した場合、GSM網へフォールバックさせるシーケンスを流します。

しかし、このマネジメントが上手くいかない場合はGSM網へエントリーできず圏外張り付き現象が発生するケースがあります。これは、TrueMoveに限らず、フランスのOrangeや台湾のFETなどの網で経験したことがありますが、困った問題です。

捕捉モードを「GSMのみ」に設定すれば回避できる場合もありますが、一般の利用者にはなかなか難易度が高いと思います。

最良の策は、TrueMoveがドコモの契約者にも3Gローミングを許容するようにすれば、解決するのですが。Conexusアライアンスメンバー同士でもあり、善処を期待したいところです。

因みに、ローミングの安定性に関していうと、経験値からドコモはやや劣る傾向があります。今回のような挙動は過去何度も体験していますし、場所にもよりますが一国あたりのローミングキャリアの数がSoftBankやCSLに比べて少ない事が多いのが災いしているように感じます。ローミングは非常にデリケートなサービスであり、途上国や新興工業国に日本と同じような水準のネットワークマネジメントを望むのも無理がありますから危機管理の点からも、できる限り多くのパートナーとローミング契約を結んでいるべきです。

SoftBankはVodafone時代から、ローミングの安定性やパートナーの数はドコモを凌駕しています。国内では品質やサービス提供の施策などの問題が多発しているSoftBankですが、国際ローミングの品質では、まだまだ他社の追随を許さぬ状況なのかもしれません。もっとも、SoftBankは全般にローミング料が高く、無料通話分の適用も不可能なのでなかなか気軽に利用できるとは言いがたいのが残念なところですが。

皮肉なバンコクでのauの国際ローミング

auも、なんとTrueMoveのWCDMA850MHz網へローミング可能です。但し、CDMAローミングはバンコクはWin(Ev-Do)機種は障害のため対象外となっています。http://www.au.kddi.com/service/kokusai/tokomae/info_w62s.html#info02

本来ローミングできる筈の、CDMA2000網は駄目でライバル?のWCDMA網に非公式ながらローミングできてしまうのは、なんとも皮肉です。

バンコクに限らず、カナダなどでもWinの機種はローミング対象外の地域があるようです。

それ以外でも、オーストラリアのようにCDMA2000網がなくなってしまったり、今後消滅する可能性のある国(ニュージーランド・ブラジル・イスラエル)が多々発生するのを見越してか、最近は日本版「世界風」(かつてチャイナユニコムがCDMAとGSM双方で使える機種を発売していた)という感じのGSMとCDMA2000双方のローミング可能な機種を増やしています。

Qualcommのチップセット自体はCDMA2000とWCDMAとGSMの3種のネットワークが共存可能な筈なので、KDDIも変な意地を張らず?に、3GのデファクトスタンダードであるWCDMAのローミングも正式サポートしていただきたいものです。

バンコクでのWCDMA/HSDPA ROAMING

TrueMoveのWCDMA網はPrePaidにも開放されていますが、インバウンドのローミングも一部のキャリアへは開放されています(たぶん、非公式)。

手持ちのSIMとなりますが、検証結果は下記となります。

◎印:音声+パケット(HSDPA)OK

○印:音声のみOK

×印:3G網へエントリーNG・GSM網はOK

・ドコモ:×

・ソフトバンク:◎

・KDDI(au):○

・CSL香港:◎

・T-Mobileドイツ:○

・o2英国(モベル):×

さすがはCSL、AISの3Gローミングは公式に対応しつつ、TrueMoveの3Gも利用可能というのは魅力です。

残念なのはドコモ。TrueMoveはConexusアライアンスのメンバーでもあり、本来ドコモと良い関係を築きべき立場だと思うのですが・・・。バンコクでの3Gローミングに関しては「ドコモだけ」利用できないという不名誉?な結果となっています。ネットワークはWCDMA850MHzにて、最近のFOMA端末の一部(N-01A・06A/F-01A・03A・09A/P-01A・BlackBerryBold・NM706など)なら、そのままローミングも可能となるだけに非常に残念です。

TrueMove自体が3G網は構築中であり、サービスイン前の状態ですが自社ユーザーと一部ローミングユーザーに使わせてしまうとういのは、日本では考えられない光景です。ニュージーランドのTelecomNZのケースといい、海外の携帯キャリアは良くも悪くもアバウトなのかもしれません。

2009年5月30日土曜日

TrueMove shop

true moveはWCDMA850Mhz網を開放中

バンコク版、先達広場(香港)というようなMBK(マーブンクローン)にて、true moveのPrePaidを購入しました。

早速、NOKIA6120Classicに挿入すると・・・、なんとWCDMA網をあっけなく捕捉しました!

true moveはWCDMA850MHzの3Gネットワークを構築中との情報は得ていましたが、まさか利用できるとは思ってもみませんでした。

TV電話とパケット網は利用不可能でしたが、音声通話とSMSは問題なく利用できます。

利用可能エリアは、バンコク市内スクンビット・サヤーム・シーロム地区及びスワンナブーム国際空港はOKで混雑の激しいGSM網と異なり通話品質も上々です。但し、王宮エリア(ワットポーなど)やチャイナタウン付近はWCDMAのネットワーク自体はありますが、エントリー不可能でGSM網へフォールバックされます(09年5月現在)。またバンコクの地下鉄(MRT)駅及びトンネル内ではGSMのみで3G網はまだ構築されていませんでした。

正式サービスイン前の、フライングのような状況ではあるものの、850MHzという周波数も幸いしてかカバレッジは安定しています。バンコク市内は事業者を問わずGSM網は常に混雑しており、雨が降った際は通話品質が悪くなるのもしばしばでしたが、WCDMA網は利用者が殆どいないこともあってか品質を保っていました。

GSMではお世辞にも高品質とは言い難かったtrue moveですが、WCDMA網構築には全力で頑張って欲しいものです。

AIS 3G Prepaid SIM Get

AIS3Gに対応したPrePaid、12CALL3GのSIMはバンコクではパラゴン・サイアムショッピングセンター4階のAISショップでのみ、入手可能です(情報提供:「電話にでんわ」の、おにく様・ありがとうございますhttp://oniku.blog.ocn.ne.jp/denwa/)。

パッケージの価格は、通常の12CALLより高い110バーツです。

さて、購入したのは良いのですが、なぜかWCDMA網を捕捉不可能でGSM網へエントリーしてしまいます。テスト機種はNOKIA5800XMで先にCSLでAISのWCDMAローミング確認済みの端末です。

ネットワークが不安定なのか、原因不明ですがこれでは何のために苦労して特別なSIMカードを買ったのか・・・(涙)。