2009年12月31日木曜日

TeliaのHSPAモバイル・ブロードバンドは超快適







今回はTeliaのUSBモデム込みのパッケージを399クローナで購入しました。5000円強となりますが、スウェーデンでは夕食の前菜だけで200クローナ位する物価の高さにて相対的には安いのでしょうか?

インストールはイー・モバイルのモデムと同様、すぐに完了します。尚、APNは「online.telia.se」、IDとPWは空欄です。

通信速度は下り実効速度が4.1Mbps・上りも1.1Mbpsと相当に速く日本のイーモバイルやドコモでもなかなか到達しない速度をたたき出します。お馴染みの日本のSpeedTestであっても2.9Mbpsと凄い結果に。遠いスウェーデンから日本のサーバーを通した結果ですから、驚異的です。

つい先日は世界最初のLTE網を商用サービスしたTelia、さすがですね。

※追記:ヨーテボリからオスロへ向かう高速バス車中にて、移動中にも関わらず下り実効速度7.2Mbpsという素晴らしい数字を記録しました。主に日本のWebページを閲覧しましたが、日本でのモバイルブロードバンドよりもむしろ快適です。

ヨーテボリ市内の携帯ショップとモバイル・ブロードバンド




ヨーテボリはスウェーデン第2の都市で、駅前には大きなショッピングモールNordstanがあります。
Telenor・Telia・Hutchison3の各社キャリアショップとパソコンショップもあり、SIMカードや端末が販売されています。
旅の強い味方、モバイル・ブロードバンドのSIMはTelia・Tele2Comviq・Hutchison3から発売されており、Teliaは1日分のクレジットとHuaweiのUSBモデム込みで399クローナ(5000円位)。HutchisonはHuaweiモデム単体で799クローナ+別途バウチャーとの事です。
Teliaはデータ通信用SIMの単体売りはなしで使い切ったらリチャージする方式、Hutchisonは99クローナで7日間使い放題のSIM個別購入可能な模様です。


スウェーデンのローミング状況




スウェーデンはGSMネットワークはTelenor・Telia・Tele2Comviq(IQ)の3社ですが、3G(WCDMA/UMTS)網は2社でそれぞれシェアしており、Telia+Tele2Comviq・Hutchison(3SE)+TelenorSEの実質2本となります。
便宜上、ネットワークコード240-05のSweden3GがTelia+Tele2となります。一方240-04のSWEがTelenor+Hutchisonと思われますが、HutchisonとTelenorは個別に3Gネットワーク表示される場合もあって詳細はよくわかりません。
広大な国土で人口が1000万足らずのスウェーデンで迅速に3Gエリアの構築を図るためのネットワークシェアと思われますが、他の国ではあまり例が無く(ほかはオーストラリアの一部くらい)興味をそそります。
日本の携帯、ローミング試験の結果は下記の通り
ドコモ:Telia・Tele2・Hutchison(一部SWE)・Sweden3G
イー・モバイル:TelenorSE(一部SWE)
ソフトバンク:後ほどアップします

スウェーデン、ヨーテボリ


ワルシャワ→コペンハーゲン→ヨーテボリへ、コペンハーゲンは乗り継ぎのみです。

スウェーデンは今年1月以来ですが、当時購入したTelenorSE(旧VodafoneSE)のプリペイドSIMは失効しておらず利用可能。有効期限は1年のようなので、ぎりぎりセーフだったようです。
スウェーデンはプリペイドSIM購入にID提示不要、町中のキオスクなどで簡単に購入できます。
因みに、スウェーデンはおさいふケータイこそありませんが完全なカード社会でSIMやバウチャー購入は全てカードOK(現地の人は銀行キャッシュカード一体のVisaやMasterのデビットカードを使っている場合が多い)です。そもそもATMも少なくタクシー代やバスのチケット、ジュース1本でもカードで購入できるので現金はほとんど利用する機会はありません。

デンマークのローミング状況


スウェーデンのヨーテボリへ向かう途中、コペンハーゲン空港駅にて列車へ乗り継ぎ。

ドコモ:3SE・TDC・TelenorDK(SONO)

昨年と同様にTelenor DKの3G網(WCDMA)はエントリー不可、GSM網のみ。

2009年12月30日水曜日

ワルシャワ市内の携帯ショップ


宿泊ホテルは中央駅そばのHolidayInn、前回と同じです。対面のショッピングモールは夜22時まで営業している上、携帯キャリアショップが4社全て揃っており、ドイツでおなじみの家電量販店Saturnもあり業務?は全てこのモールで出来てしまうのも魅力です。
プリペイドは、音声メインとデータ通信メインで分かれておりデータ用でも音声通話は可能ですが、料金体型が異なるようです。また、HuaweiやZTEのUSBモデム付きのプリペイドパックも用意されており、Play(P4)の場合Huaweiのモデム+1GBのバンドルで269ズロティ=9000円弱・モデム+31GB!で499ズロティ=16000円弱なんていうのもあります。

ポーランドのAPN


現地でデータ通信の場合に頭を悩ませるのはAPNやID/Passwordの設定。
NOKIAのPC Suiteを使えば、大体カバーされてはいますが、新興事業者はサポートしていなかったり、プリペイド用と契約回線用APNが異なる場合も繋がらないなど厄介です。
ポーランドの場合、Eraを除きAPNは「internet」で統一されています。
また、ID/PasswordはPlusとPlayは空欄でOK、OrangeはIDとPasswordいずれも「internet」となります。
Eraはマニュアルによると、APN:erainternettt・ID:erainternet・Password:erainternetのようです(ポーランド語記載なので推測、あとで接続してみます)
※補足:Eraは上記設定で問題ありません。速度もPlus並に速いです(画像参照)。

日本並に快適、プリペイドSIMでのHSPAモバイル・ブロードバンド


現地では、プリペイドSIMはウクライナと同じくID不要で簡単に購入ができます。
また、データ通信用のSIMも4社全てで販売されており、最大手Plusの場合20ズロティ=650円程度です。回線交換・パケットとも対応しており、HSPA接続の場合100KBあたり0.03ズロティ、大体1Mbpsあたり30円位と格安です。
Plusは実効速度も現地サーバー計測で2.4Mbps、日本サーバー経由であっても1.4Mbpsと十分高速で日本でドコモやイー・モバイル経由で接続と比較しても遜色ありません。
尚、Orangeの場合はPlusほど速度が出ませんが、それでも現地サーバー計測で1Mbpsは超えています。ポーランドのモバイル・ブロードバンド環境は非常に良いと感じました。
また新興事業者Play(P4)の場合、25ズロティで1GBという破格の価格でSIMを販売しています。

ポーランドのローミング状況


ポーランドには4事業者あり(CDMA2000除く)、全社がGSMおよびWCDMAをサポートしています。
画像ではPlay(P4)はGSMだけですが、ちょうど不安定な場所であり実際はWCDMAも稼働しています。
ドコモ:Plus ・Era
ソフトバンク:Plus・Era・Orange
香港CSL:4社全て
ポーランドも通信状況は概ね良好、ローミングであってもパケット通信は快適です。

2年半ぶりに、ポーランド・ワルシャワへ

キエフは雪のため空港が一時閉鎖となり、大混乱でしたがワルシャワ行きは幸い1時間遅れで出発となり、無事ポーランドへ移動しました。
現地用は2年半前に購入し未使用であったOrangeのデータ通信用プリペイドSIM(64Mbyte込み)。
開通期限は今月31日まで。ぎりぎりでしたが、問題なく使えています。

ウクライナの端末流通状況

キエフ市内の家電量販店?には、携帯電話機が販売されており全てSIMロックはありません。
例えばNOKIA E52は2888UAH= 約33000円と香港などよりも値段はやや高いです。
E97Miniや8800Arteもあり、それぞれ6万円~10万円位となり、貧富の差が激しいウクライナでは購入層はそれなりにいるものと思われます。
陳列はNOKIA・ソニエリ・Samsung・LGがメインで、特にSamsungはOMNIAなどのハイエンドからローエンドまで種類が豊富です。Samsungは市内いたるところで広告も目立ち、勢いが感じられます。

2009年12月29日火曜日

キエフ市内のバウチャー販売機


市内至る所でバウチャーの自販機があります。ウクライナはプリペイドが大多数を占める為、このようなものがあるのでしょうが、SIMやバウチャーは携帯ショップ以外にも道ばたの露天商やキオスクでも簡単に買えるので、利用する必要があるのか?疑問です。
ジュースなど含め概して海外の自販機は、信頼性がとても低いので利用するにはちょっとリスクが高いです。先日、山根さんとマカオに行った時も、CTMのSIM自販機には泣かされました・・・。

WCDMAのカバレッジ状況@ウクライナ

唯一のWCDMA/UMTS事業者のUtel、市内でも建物内などではいきなり圏外となることもあります。また、郊外はほぼ圏外でどうにもなりません。
但し、日本のイー・モバイルと同様に、NationalRoaming(国内ローミング)が利用出来ます。異なるのは、ルーラルエリアだけでなく、キエフ市内といった都市部でもローミングが利用できることです(それだけWCDMAが貧弱ということ?)。受け入れ先はロシア資本のBeeline、勿論Utelのエリアよりは広いのですが、こちらも比較的新しい事業者でエリアはKyivstraやMTCより明らかにカバレッジが劣ります。
今回、列車を降り過ごすミスで大パニックになったのですが、このUtel/Beelineは役立たずにMTCのプリペイドと日本のローミング携帯が役に立つ結果となりました。
広大な国土のウクライナ、WCDMAの普及はまだまだといったところです。

2009年12月28日月曜日

速くて安い、UtelのHSDPAモバイル・ブロードバンド



今回宿泊したホテルは、WiFiが2時間100UAHとぼったくりに近い高さで、不安定。
折角のUtelの3G回線、HuaweiのUSBモデムに挿入して使うと難なく接続可能でした。
設定:APNは3g.utel.ua、ユーザーIDとPWは空欄でOK。
通信速度は下りで2.6Mbpsも出ており、頻繁に切断するWiFiより安定しています。さらに、通信料金は1Mbpsあたり0.1UAH、1UAHが現時点で11.48円なので1.1円!ローミング回線で通信の、なんと約1600分の1という激安ぶりです。なるほど、残高が全然減らないのも納得です。
ウクライナはHSDPA以外にも大手事業者はすべてEdge対応、3GでもCDMA2000があり、さらにWiMAXもスタートしています。激しい競争のお陰で、ちょっと前まで共産主義国家であったウクライナでも、モバイルインターネット環境は良い方向へ向かっているようです。

キエフ市内


キエフ市内には携帯ショップ(キャリア直営・総合ショップとも)が多数あり、ID不要でプリペイドSIMが簡単に購入できることもあってか、結構な賑わいです。
おもしろいのは、歩道にSIMカードやバウチャーを扱う露店が目立ちます。価格は必ずしも携帯ショップより安いとは限らないのですが、ウクライナ語が出来れば交渉も可能なのかもしれません。
この露店 でUtelのSIMをゲット、価格は50UAH(大体500円位)でした。




ウクライナのローミング状況


ウクライナはGSM網5社・WCDMA/UMTS網1社、その他CDMA2000やWiMAXもあります。
ドコモはUA-KS(Kybstar)とMTS-UKR(MTC)の2社へローミング可能となっており残念ながらWCDMAを有するUtel(255-07)では使えません。
一方、香港CSLとドイツT-Mobileのポストペイド回線からはUtelのWCDMA網へエントリーできるのですが、音声のみでパケット通信はNGとこれまた残念な結果。
但し、KybstarやMTCのGSM網(パケットはEdge対応)は意外にも(失礼)品質が良く、音声に関してはWCDMAのUtelよりも感覚的に良いと思いました。また、通信速度もGPRSの激遅ではなくEdgeらしくそこそこスムーズです。これはローミングにもあてはまり、ドコモF-01Bからiモード接続の際も決して遅くなく、東京での混雑時(金曜夜の繁華街など)からのアクセスよりもむしろ快適なほどです。
そういえば、ドコモのGSM対応機種は、GPRSだけでなくEdgeにも対応なのでしょうか?カタログには一切明記されていませんが、確か端末のチップセット単体(ルネサス)はEdge対応だったような気が?

ウクライナ、キエフに到着 空港到着ロビーでプリペイドSIMをゲット




旧ソ連、ウクライナのキエフに到着しました。大寒波と聞いていましたが、幸い寒波は去ったようですが気温は0度位?函館と同じ位な感覚です。
キエフ国際空港の到着ロビーには、MTC(中東資本・旧MTS)とKybstarの大手2社のカウンターがありプリペイドSIMもIDなどは一切不要で香港と同様に難なく購入できます。
価格は25UAH、260円程度。
両社ともSIMを端末に挿入すると、MMSやWAPのコンフィグファイルが直ぐにOTAで降ってきます。残念ながら、WCDMA/UMTS網稼働は国営Utelのみなようで、市内でSIM探しに向かうこととします。

オーストリアのローミング状況




オーストリアのWCDMA/UMTSネットワークは4社あります。

ローミング可否は下記となります

ドコモ:A1・3AT・TMA(T-Mobile)

イーモバイル:Orange(旧One)

ソフトバンク: A1・3AT・TMA・Orange
市内で利用した感じでは、3G専業の3ATが建物内含めWCDMA網は一番安定していました。

2009年12月27日日曜日

クリスマス休暇で携帯ショップはすべて休業@ウィーン

ウィーン到着はクリスマス翌日の26日16時。土曜日ですが、通常なら18時まで店は開いているそうですが、なんと携帯屋はすべて休業(涙)。
そういえば、山根さんのBlogでスイスでは郵便局でSIMカードが販売していた事を思い出し、オーストリアもスイスも同じ永世中立国で似ているので(笑)、試しに駅構内にある郵便局に聞いてみるとA1のプリペイドSIMがあり無事ゲットしました。
価格は14Euro、HSDPAも使えますがあっというまに残高がなくなります。説明書はドイツ語のみで開通作業も難渋します。
ちなみにウィーン西駅(WestBahohof)から中心地へ伸びるMariafilfer Str.はOrange・Telering・T-Mobile・A1・Hutchison3Gすべての携帯ショップが並んでいます。
観光客の多いKarntner Str.にもHutchisonとOrangeはありますが、ここMariafilferのほうが目立つところにショップがあり分かりやすいです。

ウィーンに到着

ウィーンに到着しました。トランジットなので、正味12時間位となります。

2009年11月30日月曜日

マカオ




NOKIA N97miniのWCDMA対応周波数の謎

http://www.nokiausa.com/find-products/phones/nokia-n97-mini/specifications
ノキア USA
ノキア シンガポール

今回購入した、NOKIA N97miniのWCDMAサポート周波数。アメリカとシンガポールのサイトではWCDMA850/900/1900/2100対応となっています。ただし、香港とドイツのサイトでは900/1900/2100との記載。
果たしてどちらが正しいのでしょうか?850/900/1900/2100対応なら嬉しい誤算なのですが・・・。

2009年11月29日日曜日

超円高でN97miniが約49,000円!@香港

香港に来ています。昨日(27日)の為替変動で、米ドル連動の香港ドルも下落、なんとNOKIAのN97miniは5万弱(4400HKD)で購入できます。
山根師匠の薦めもあり、N97mini買ってしまいました・・・。日本設計の端末なだけに、N97/97miniは筐体が重厚かつしっかりとして高級感があります。日本ではあと1万円位足さなければSIMロックありで決して高級ではない最新の「ガラパゴスケータイ」は購入できませんが、対するN97はノキアのハイエンド機種であり香港品はSIMロックもありません。なんとも複雑な心境ではあります。
折しも、NOKIAの日本のR&Dセンター大幅縮小発表されていますので、この端末に関わった方々も殆どがNOKIAを去っていってしまうのでしょう。N97/97miniだけでなく6600やN82など素晴らしい端末を開発した日本のR&Dセンターの実質撤退はまことに残念です。

2009年11月20日金曜日

カナダもCDMA2000存亡の危機?大手キャリアはHSPA+へReplace




http://www.gsmworld.com/roaming/gsminfo/cou_ca.shtml

CDMA2000のお膝元である北米カナダ、従来の主力はCDMA2000事業者であるBellやTelusであり、GSM/WCDMAの採用はRogers(Fidoを数年前に吸収)のみでした。

しかし、今月からBellとTelusが相次いでWCDMA850/1900MHz(HSPA+)のサービスを開始しています。アメリカでも大手VerizonがLTE採用を決定していますが、カナダは一足先に先ずはHSPA+でスタートしたようです。

私が昨年夏(2008年)にバンクーバーやモントリオールへ訪問したときも、RogersはCDMA2000事業者と比べ都市部は問題ないが地方は入りが悪かったり使えないこともしばしばでした。BellとTelusは、カバレッジマップを見ると、スタート早々から広範囲の地域をサポートするようで頼もしいです。香港CSLはいち早くBellのWCDMA網へローミング可能となっています。

今後の動向はわかりませんが、カナダもオーストラリア(Telstra・Hutchison)・イスラエル(Pele)・ブラジル(Vivo)・ニュージーランド(Telecom)・韓国(SK・KT)などが辿ってきたように、CDMA2000網の廃止または新規加入停止といった縮小に向かうのでしょうか?

”互換”の点で3GSM(GSM/WCDMA)勢に大きく劣るCDMA2000は、思ったよりも早く市場から消え去ってしまうのかもしれませんね。

2009年11月19日木曜日

退化する国際ローミング機能・ドコモ09年冬春モデル

http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/outline/index.html
遂にドコモの国際ローミング国/地域は200の大台になりました。この充実ぶりはとても嬉しい事なのですが、残念ながら今回発表された09年冬春モデルには、GSM850MHz対応の国産ケータイは1機種もありません。
新規参入のサムスンSC-01Bは対応しているにも関わらず、国産勢は前回唯一の対応機種SH-07Aを出したシャープすら、見送る結果となっています。
恐らくは開発コストが見合わないという事だと思いますが、現在世界的に見てNOKIAやソニエリなどのハイエンド機種でGSM4バンド(850/900/1800/1900MHz)対応でない機種というのは、ほぼ皆無です。ハイエンドは勿論、ミドルレンジであっても、もはやデフォルトといっても過言ではありません。
日本の誇るハイエンドのケータイは、こんなところにも「ガラパゴス」ぶりが露呈しています。
GSM850MHz対応は、確かに目立たない機能ではありますが、アメリカ・エクアドル・ブラジル・パナマ・グレナダなどで運用されています。特に、エクアドルとパナマではGSM850MHz対応機種でないとローミングそのものが成立しません。日本市場で大事なのはカメラ画素数など目立つ機能で、複雑なローミング機能は海外メーカーに任せておけば良いという考え方かもしれませんが、今後日本メーカーが本気で海外へハイエンド機種を展開するつもりならGSM850MHz対応は必須です。
願わくば、WCDMAの900 例:フィンランド(Elisa)・タイ(AIS)・オーストラリア(Optus)・アイスランド(Simmin)等・・の一部、今後更に拡大 と1900MHz 例:アメリカ(AT&T・T-Mobile)・カナダ(Rogers・Telus)・チリ(Entel)等・・対応もあわせて期待したいところです。

2009年11月3日火曜日

シンガポール、まとめ

シンガポールのお勧めプリペイドは音声はStarHub・HSPAはM1


M1とStarHubの3G対応プリペイドSIMを使った感想として、音声端末に挿入して通常利用ならばStarHubの「Green(3G対応)」がお勧めです。音声・TVコール(日本ともOK)・SMS・MMS・パケット通信と3Gのフルサービスが利用できます。価格は他社と横並びの15SGDですが、それ以上の価値があると言えます。
購入にあたっての注意は、このGreen SIMは3G対応とGSMのみの2種類あり、チャンギ国際空港の到着ロビーにある両替カウンターで発売しているものはGSM用で音声通話とSMSしか利用できません。購入はオーチャード駅地下やドービーコート駅側のPlazaSingapuraなどStarHubショップでゲットしましょう。
MobileBroadbandで使う場合は、M1の「M1 Prepaid Broadband」ほうが使い勝手が良いです。StarHubは音声端末にSIMを挿入して細かな作業が必要なようですが(面倒なので、私はStarHubのHSPA通信用プリペイドを購入したものの、アクティベーションしませんでした)、M1はSIMをUSBモデムに挿入しAPNを「prepaidbb」とセットするだけ(IDとPWは不要)で通信が開始できます。18SGDで丸3日間最大下り7.2MbpsのHSDPA通信が使い放題なのも魅力です。
※StarHubのHSPA対応プリペイド「Max Mobile Prepaid」は最大下り通信速度7.2Mbpsと3.6MbpsでSIMが異なり価格も違います。7.2Mbps対応はM1と同価格で3日間有効も一緒です。価格差はあまりないので、7.2M対応をゲットしたほうが良いと思います。

M1 MobleradbandでSpeedTest




MRTオーチャード駅地下直結「ION」は携帯関連充実


今年2月に行った際は工事中であった、オーチャード駅地下街がリフレッシュされ、IONというショッピングセンターが完成していました。
かなり規模が大きな地下街で、B3フロアにはSingTel・M1・StarHubのキャリアショップとNOKIAショップ及びLGのショールームも入っています。

日本人がシンガポールを訪問すると必ず訪れるオーチャード通りですが、パラゴンショッピングセンターのM1以外の携帯ショップがなかなか見つかりにくいのが難点でしたが、ここIONで概ね揃うようになったのは朗報です。ドービーコート駅直結のPlazaSingapura(こちらもSingTel・M1・StarHubのキャリアショップあり)と共に、MRT駅でアクセスしやすいのは助かります。

再びシンガポール、PlazaSingapuraのStarHubへ


明朝の帰国便へ間に合わせる為、シンガポールへ1泊しますが、折角なのでStarHubのプリペイドSIM購入にPlazaSingapuraへ早速向かいます。
なぜStarHubかというと、3G対応の音声/パケット対応プリペイドがあり、ドコモとMMSの送受信が可能な為です。
価格は18SGDで15SGDのクレジット込み、M1と同じようなHSDPA対応定額プリペイドが12SGD(3日間使い放題)でありましたので、併せてゲットしました。
最大手のSingTelはポストペイド重視で、基本的にプリペイドはGSMの音声のみですが、M1やStarHubはプリペイドのMobileBroadbandが充実していて助かります。
シンガポールは、ほんの数年前まではプリペイドは貧乏人向け?的な位置付けで3GはおろかGPRSすら対応していませんでしたので、格段のサービスアップといえます。
尚、シンガポールでのプリペイドSIM購入にはマレーシア同様ID(パスポート)の提示が必須です。

マレーシア まとめ


・プリペイドSIMの購入:
パスポート必須、住所は不要
・購入するべきプリペイドSIM:
Celcomが最善・Umobileは買ってはいけない
・対応周波数:
GSM900/1800・WCDMA2100
・携帯ショップ:
クアラルンプール中央駅構内にDigiとMaxis・市内中心部のPCショップビル「(失念)」にUmobileを除く各社を扱う携帯ショップあり、1FにはDigiとMaxisショップもあり
・その他:
LRTの地下駅構内とトンネル内はGSM網のみ利用可能

2009年11月2日月曜日

Celcom プリペイドでドコモ携帯と相互MMS

今年7月以降、送受信手順を標準にあわせ国際MMS対応国/事業者数を急激に拡大するドコモはCelcomとのMMS送受信が既に可能となっています。
NOKIA N79に挿入したCelcomのプリペイドSIMから手持ちのドコモN-06Aの番号へ画像添付メールを送信すると、あっけなく成功。逆(ドコモから)も問題なし。日本の友人への送信も同様に成功しています。「国際非標準」の代表格ともいえるi-modeですが、徐々に国際標準への摺り合わせが進んでいるように感じます。来年に予定される、日本国内での違キャリア間SMSもスタートすれば、実質的に海外で一般的なGSM/WCDMA事業者と遜色ない使い方が実現されることになります。

2009年11月1日日曜日

マレーシアのMobile BroadbandはCelcomがお勧め


プリペイドで相次いで期待を裏切ってくれた(笑)マレーシア。最後の期待であるCelcomですが、なかなかCelcomショップが見つかりません。MaxisとDigiは至る所にあるのですが・・・。
香港の山根師匠へ迷惑を承知でサポート依頼で電話、TimesSquareショッピングセンター向かえのPCショップが集まったビル内にたくさん携帯ショップがあるとの情報。
ビル内には「MobileBroadband」を盛んに宣伝しており、Celcom取り扱い店を見つけました。定額HSPA対応のプリペイドSIMが25リンギット、定額通信は24時間6リンギット。但し5リンギット分しかクレジットが無いので別途チャージ10リンギット必要にて35リンギットとなりました。
このショップ(パソコン及びUSBモデム屋)の若い店員氏はとても親切で、まずは手持ちのHuaweiモデムでの接続確認として、店頭デモ用PCにインストールして店舗契約のSIMカードで通信可否の確認・別のショップへ出向いて10リンギットのチャージ、さらにSIMのアクティベーション(店員氏のIDカードを使って登録?)までやってくれました。
APNとID/PWの情報は事前に控えていたのですが、私が店を離れた後にリマインドとしてわざわざSMSで通知してくれるという親切さです。Umobileショップのいい加減な対応とは全く違い、感激しました。
CelcomのプリペイドHSPAのSIMは、Maxisのように不安定になることも少なく、至って快適に通信は可能です。但しWCDMAのエリアはMaxisに比較して若干劣るようで、私の宿泊したクアラルンプール駅前のホテルでは少々不安定です。
尚、CelcomのプリペイドHSPA対応SIMは通信専用ではなく、音声対応端末にSIMを挿入することで、音声通話・SMS・MMSなど一通りのサービスも使えます。
2日間という短い滞在であり結論は難しいのですが、プリペイドSIMを4社使った限りでは「Celcomに限る」といったところです。

マレーシアのローミング状況まとめ


ドコモ:Maxis・CelcomはWCDMAとGSM、UmobileのWCDMA網へエントリー可能。ただしUmobile網はパケット利用できません。
参考までに、ドコモユーザーはDigiのローミング駄目ですが、Digiのユーザーは日本でドコモ網へのローミング可能です。
SoftBank:Maxis・CelcomはWCDMAとGSM、DigiはGSM網のみエントリー可能。
イー・モバイル:DigiのGSM網のみ、エントリー可能。
Digiはプリペイドだけでなく、日本の携帯の国際ローミングでもWCDMA網は使えません(2009年11月現在)

マレーシアのプリペイドSIMその他


マレーシアのGSM/3Gの事業者は大手Celcom・Maxis・Digiと新興のUmobile(3Gのみ)の4社がサービスインしています。
トラブル続きのMaxisのSIMの代わりに同じ中央駅構内にショップのあるDigiでプリペイドSIMをゲット。但し残念なことにGSMのみ利用可能で、3G網へは一切アクセスできません。3G=プレミアムサービスの位置づけのようです。別のDigiショップでは、プリペイドでも3G接続できると言っていたのですが、あてにならないようです。
もう一社、新興のUmobileのショップはクアラルンプール市内のTimesSquareショッピングセンター1Fに直営ショップがあり、プリペイドをゲットしました。
こちらもトラブルあり、購入直後にSIM挿入するもアンテナ捕捉するが発着信不可能。この番号は無効というアナウンスが流れます。ショップ店員に聞くと、開通は明日との事で本日は使えないとの回答と話にならず。本来、購入前に周知するべきことだと思うのですが、先進国ではないマレーシアへそうした対応を望むのは間違っているのかもしれません。まあ、SIM1枚数百円であり、コレクションと割り切れば納得できなくもありませんが、何ともいい加減です。最近ドコモがUmobileへの出資を引き揚げたそうですが、 解るような気もします。
てなわけで、購入済み3社(Maxis・Digi・Umobile)は何らかの問題があり、私の目的に叶わぬ状況となってしまいました。最後の砦、Celcomに期待がかかりますが、果たして。