ソフトバンクがイーモバイルの回線を借りてデータ通信の
定額サービスを開始したことを発端に、国内ローミング
へ注目されました。
国内では、上記のほかにもイーモバイルが大都市圏を
除きドコモのFOMA網(2.1GHzのみ、プラスエリアは
対象外)に一部端末でローミングを行っています。
新規参入や資金力の弱い事業者が、大手事業者
にローミングする事は海外でもあります。
知っている限りでは、
オーストラリアのVodafoneはTelstraへ
ドイツの02はT-Mobileへ
アイスランドのVodafoneはSiminnへ
ローミングをします。
昨年5月にアイスランドへ行った際、Vodafoneと
SiminnのプリペイドSIMを購入しましたが、
アイスランド北部アークレイ郊外の温泉で
VodafoneがSiminnにローミングするのを
確認しました。
※画像参照
Siminn と Vodafoneの名前が表示
されています
レイキャビク等都市圏ではローミングせず、
人口希薄地帯など田舎に限定して国内
ローミングするようです。
Siminnは日本のドコモに相当するナショナル
フラッグキャリアであり、資金力や加入者数は
アイスランドでNo1です。
日本でも、小笠原諸島の母島や鹿児島県の
トカラ諸島など、「ドコモだけ」の地域は多数
あります。
旧国営の通信屋のプライドど責任感
と資金力が採算度外視でこうした場所へも
サービスインできる(なんとHSDPAもOK)わけで
イーモバイルやソフトバンクにそれを求めるのは
辛いところでしょう。
今回のソフトバンクのように、データ通信とはいえ
全国丸投げ?でなく、インフラ整備は常識的な
範囲で行った上で、アイスランドのように
ルーラルエリア限定であれば批判は少なかった
のではないかとも思います。
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