上記画像は、Hutchison3Gの圏外エリアでTerstraのWCDMA850MHz網へ国内ローミングしている状況です。
Hutchison3Gはオーストラリアでの事業展開にあたり、WCDMA2.1GHzのインフラネットワーク(基地局やバックボーンなど)をTelstraと共同構築し運用しています。
但し、CoverageAreaは大都市周辺のみと非常に限定されたエリア展開なため、Area外はTelstraのGSM網へ国内ローミングすろ形態をとってきました。Hutchison3Gとしても、地方都市やルーラルエリアを自前でカバーする気はなかったようです。
しかし、共同構築側のTelstraがcdmaOne/CDMA2000網からWCDMA850MHz網へ切り替えを行いGSMと遜色ないネットワーク構築が完了したため、Hutchison3GもこのWCDMA850MHz網を使う恩恵を受けるようになったわけです。
ちょっと違いますが、SoftBankがイー・モバイルのHSPA網へローミングするのと通じるような気もしますね。
因みに、ライバルのOptusとVodafoneも共同でWCDMA2.1GHz網を構築・運営していますが、OptusのWCDMA900網(YesG)はOptus自前での構築です。
地方都市の3G化で出遅れたVodafoneも、WCDMA900MHzでネットワーク構築する予定だそうです。
纏めると
WCDMA2.1GHz網は実質ネットワーク2本:Telstra+HutchisonとOptus+Vodafone
WCDMA850Mhz網は1本:Telstra(NextG)
WCDMA900MHz網は1本:Optus(YesG)
GSM網は各社1本づつ
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