この時は、まだWCDMAはHutchisonしかサービスインしておらず、TelstraはcdmaOne/CDMA2000網も平行してサービスしていた時代でした。
今回、場所は異なりますがアデレード郊外のルーラルエリアを車で走った印象として、TelstraのWCDMA網はGSM網以上のCoverageを実現しており、個人的な感覚として日本のドコモのFOMAエリアと同等以上に使える印象を受けました。
ライバルOptusもWCDMA2.1GHz網だけでなく900MHzのYesGサービスを昨年から開始して、かなり頑張っていますが、やや不安定な場所も多くTelstraよりは劣る使い勝手でした。
何れにせよ、人口が日本の1/6で国土は日本の数倍という巨大な国でのエリア構築はさぞ大変であろうと予想されますが、日本のように都内の一部からスタートして何年もかけてエリアを広げるのではなく、ニュージーランドもそうですがサービス開始時に既に全国の大半をCoverageに収めているのは凄い事です。
TelstraのcdmaOne/CDMA2000網からHSPA/WCDMA(NextG)へのRollOutというのは、かなりの英断であったと考えられます。しかしNOKIAを始めとした多彩な機種をラインナップ揃え魅力的なサービスを実現出来たわけですから正解であったと思います。
3年後、同様に日本でもKDDIがLTE網へRollOutを開始する予定となっており大いに期待したいと思います。
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