今月中旬から開始の、TelecomNZのHSPA/WCDMAのローンチは新聞紙面でもトップNewsに捉えられるほどの出来事のようです。
要約すると、NOKIAがCDMA2000の端末開発から撤退は痛手が大きく、魅力的な端末が供給されなくなった・オーストラリアが全土からcdmOne/CDMA2000網が消滅したのも影響が大きかった・VodafoneNZはシェア6割以上獲得しTelecomNZはジリ貧となっている。
といった感じです。ニュージーランドのように人口が少ない国では国内マーケットが限られる為、インバウンド・アウトバウンド含めローミング収入は貴重な筈です。残念ながらcdmaOne/CDMA2000はローミングに弱く採用国が少ないという致命的な問題を抱えています。
日本のように、自国のマーケットが巨大で(それでも近年飽和で成長は見込めなくなっている)国内に端末メーカーが多数ある環境ならまだしも、オーストラリア・ニュージーランド・イスラエル等はいずれも国内マーケットは大きくありません。やはり、スケールメリットの生かせるGSM/WCDMAには敵わないといったところでしょう。
TelecomNZは新たに構築したWCDMA/HSPA網に社運を賭けるといってもよい程、気合が入っており、いわゆる人口希薄地帯であっても試験サービス中にも関わらず概ねエリアとなっており、既にVodafoneNZのWCDMAエリアを超えてGSMのエリアと遜色のないレベルです。
相次いでcdmaOne/CDMA2000からWCDMA/HSPAへRollOutを行ったオーストラリア、ニュージーランド、イスラエル、ブラジルの流れを見ると、cdmaOne/CDMA2000は世界中でいよいよ消滅へのカウントダウンがはじまっているように感じました。
はじめまして。私はNZで生活し、携帯電話マニアです。昔はテレコム、ボーダーフォンの両機種を持っていたのですが、テレコムの機種はbluetoothで写真、音楽の通信が不可能で楽しめない携帯というイメージでした。でも今月末からのXT NETWORK対応機種の発売が待ちどうしいです。
返信削除New Zealand様
返信削除コメントありがとうございます。ニュージーランドにご在住とは羨ましい限りです。
TelecomNZですが、同社http://www.testdrive.co.nz/のサイトにて、XTネットワークのTrial利用者の募集をまだ行っているようです。ご興味ありましたらいかがでしょうか。