2009年11月19日木曜日

退化する国際ローミング機能・ドコモ09年冬春モデル

http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/outline/index.html
遂にドコモの国際ローミング国/地域は200の大台になりました。この充実ぶりはとても嬉しい事なのですが、残念ながら今回発表された09年冬春モデルには、GSM850MHz対応の国産ケータイは1機種もありません。
新規参入のサムスンSC-01Bは対応しているにも関わらず、国産勢は前回唯一の対応機種SH-07Aを出したシャープすら、見送る結果となっています。
恐らくは開発コストが見合わないという事だと思いますが、現在世界的に見てNOKIAやソニエリなどのハイエンド機種でGSM4バンド(850/900/1800/1900MHz)対応でない機種というのは、ほぼ皆無です。ハイエンドは勿論、ミドルレンジであっても、もはやデフォルトといっても過言ではありません。
日本の誇るハイエンドのケータイは、こんなところにも「ガラパゴス」ぶりが露呈しています。
GSM850MHz対応は、確かに目立たない機能ではありますが、アメリカ・エクアドル・ブラジル・パナマ・グレナダなどで運用されています。特に、エクアドルとパナマではGSM850MHz対応機種でないとローミングそのものが成立しません。日本市場で大事なのはカメラ画素数など目立つ機能で、複雑なローミング機能は海外メーカーに任せておけば良いという考え方かもしれませんが、今後日本メーカーが本気で海外へハイエンド機種を展開するつもりならGSM850MHz対応は必須です。
願わくば、WCDMAの900 例:フィンランド(Elisa)・タイ(AIS)・オーストラリア(Optus)・アイスランド(Simmin)等・・の一部、今後更に拡大 と1900MHz 例:アメリカ(AT&T・T-Mobile)・カナダ(Rogers・Telus)・チリ(Entel)等・・対応もあわせて期待したいところです。

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