2009年3月28日土曜日

WCDMA2.1GHzオンリーでのネットワーク運用は厳しい?



画像上:ポーランドのP4(Play) 下:アイスランドのNova
第二世代のネットワーク(GSMやPDC)を持たず、WCDMA網のみで運用する
事業者は、日本ではイーモバイルが該当しますが、海外でも少なからず存在
します。
韓国と日本を除き、携帯電話においてGSMが世界中のスタンダードであり、
アフリカなどでは、未だGSMの新規事業者が増え続けています。
とはいえ、先進国での新規参入の場合はWCDMAのみでスタートするのケース
が殆どです。
ポーランドのP4、ブルネイのB-Mobile、英国・スウェーデン・オーストラリア等の
ハチソン3、アイスランドのNova等の例があります。
WCDMAの場合一般的な周波数は2.1GHzの為、GSMのスタンダードである
900MHzと比較して電波が遠くに飛びにくいというデメリットがあります。
このため、サービスエリアが大都市周辺が殆どでルーラルエリアは圏外である
場合が多いのが現状です。
例:ハチソン3オーストラリアのエリア
勿論、基地局を多数配置すれば克服は出来ますが、コスト高になり新規参入
事業者には厳しい筈です。
またCDMAの運用はTDMA方式のGSMに比べ、高度な技術が必要と
されています。
ブルネイのような小さな国では問題ないしょうが、英国やオーストラリアの
ハチソン3やアイスランドのNovaはルーラルエリア対策としてGSMネット
ワークを持つ他社に国内ローミングを行っています。
最近、WCDMA850と900という低い周波数帯域のバージョンが提供され
ましたので、今後はドコモのプラスエリアのように海外でもルーラルエリア
の3Gカバレッジ拡大が期待されます。
新規参入ではありませんが、オーストラリアの大手TelstraはWCDMA850を
NextGという名前でスタートし、今まで3Gと無縁であったダーウインやホバート
など地方都市でWCDMAが利用可能となり(ついでにHSPA14.4Mbpsも
サポート)、従来持っていたCDMA2000のネットワークを廃止しました。
(このためauのグローバルパスポートCDMAはオーストラリアで使えなくなった)
ライバルのSingTel Optusは従来から運用していたWCDMA2100に加えて
WCDMA900もサービス開始して同様に地方都市での運用をスタートしています。
(こちらもCDMA2000のネットワークから撤退済み)
こうしてみると我がドコモのFOMAエリア(2.1GHz)とFOMAプラスエリア(800MHz)
を使い分ける考え方は世界でもスタンダードになっていくのかもしれません。

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