2009年9月23日水曜日

英領ジブラルタルへ、ここでも独自携帯事業者がWCDMA運用中


マラガからバスで3時間、英領ジブラルタルへ着きました。切り立った山が有名で、ジブラルタル生命保険のマークにもなっています。
人口僅か3万人弱と、先日訪問したリヒテンシュタインよりも小さい小国ですが、ここにも独自の携帯事業者が2社あります。ひとつは固定から携帯まで手がける、NTT的存在のGibtelで多くの国の携帯事業者とローミング契約を結んでいます。もうひとつ、CTSというWCDMA専業事業者もあるようです。
GibtelはGSMおよびWCDMAを提供、日本とはSoftBankとauがローミング契約を結んでいます。残念ながら、ドコモは未提供ながら将来的に提供する準備は進めているそうです。
尚、リヒテンシュタイン同様に、隣の国(スペイン)の事業者の電波も弱いながらも入っています。建物の中にでも入らない限りは、スペインの電波を捕捉して使っていても特に問題はありません。スペインとは殆どフリーパスで行き来できるとはいえ、ここはあくまでも英国で標識も全て英語表記です。30年以上前はスペインも軍政の独裁政権だったようで、今回のように簡単に入国できなかったのかもしれません。こんな狭い国(植民地)で隣国の電波が普通に入るのに携帯会社が2社もあるのは無駄のように感じますが、政治はいつどうなるかわからないものですから、国家存続に重要な通信は小国といえども独自に整備する必要があるということでしょう。

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